ライフファクトリーのカウンセリングオフィスで、活躍中の先生を紹介します。
初対面でもホッとするような安心感のある桑原先生。
今回はそんな素敵な人柄から大人気の桑原先生にインタビューさせていただきました。
趣味、カウンセリングで大切にしていることやクライアントさんに対しての向き合い方など、その人気の秘密に迫ります!
桑原先生のプロフィール
桑原 恵弥 (くわばら さとみ)
長男を出産後、独学で保育士資格を取得。
子育てをしながら大学へ編入学し、心理と発達障害・障がい児教育について学ぶ。
認定心理士を取得後、保育士として働きながら、問題行動のあるこどもの心理や親と子の関わり方について強く関心を持ち、各種カウンセラー・アドバイザー・インストラクターの資格を取得。
カウンセリングのライフファクトリーで活躍して3年目になります。
保有資格
- 保育士
- 認定心理士(公益社団法人日本心理学会)
- JADP認定 チャイルドカウンセラー
- JADP認定 家族療法カウンセラー
- JADP認定チャイルドコーチングアドバイザー
- JADP認定ベビーマッサージインストラクター
- JADP認定ベビーヨガインストラクター
- JADP認定キャリアカウンセラー
- 食生活アドバイザー®︎
お休みのときの過ごし方
仕事と仕事の間の休み時間などは、アニメを見たりマンガを読んで過ごしています!
特にこれからメディア化されるもの、今まで話題になったものなどを見ることが多いです。
そして、とにかくおうちが大好きなのですが、ずっと家にいたら日差しを浴びなくなってしまうことと、現在小学生の息子が大きくなってしまう前に出かけておきたい!という気持ちから、家族で月に1回は旅行に行っています。
なので、お休みの日は家で過ごすか、旅行の計画を立てるか、旅行に行くか…という感じですね!
趣味
趣味と言えるかわかりませんが…勉強することが好きです。
知的好奇心が強くて、気になったことを勉強して吸収する時間が楽しいんです。
最近だと婚活に興味があったので婚活アドバイザーの資格を取得しました。英語の勉強も少しずつですがしています!
カウンセラーを目指したきっかけ
はじめは看護の大学に通っていたものの、途中でパニック障害になってしまったことで中退。
ただ、昔から人の話を聞いたり相談に乗るのが好きで心理学に興味があったので、結婚して長男を出産してから「やっぱり心理学をやりたい!」と、心理学を学ぶことができる大学に編入学しました。
そこで子育てしながら仕事もして心理士の資格を取得しましたが、働くところがなかったため独学で保育士の資格も取得。
保育士として発達障がいの子を預かる職場で働き、ここでも心理面で重要なことが多かったことから働きながらカウンセラーの資格を取得しました。
その矢先、双子を妊娠して空に見送るという、自分の中で衝撃的な出来事がありました。
職場も退職して専業主婦になり、一時は喪失感があったものの、なにもないからこそ失うものもない、とも思ったんです。
そうしてやりたいことを仕事にしてもいいかなと思い始めていたら、出会いやご縁があって「始めてみよう!」と、カウンセラーとして仕事を開始しました。
いろんな経験を経て、その中で関わってくれた人の影響もあって、今の自分がいると思います。
カウンセラーとして大切にしていることを3つ教えてください
1. 笑顔
笑顔の中に「親しみやすい」「話しやすい」「安心感」を意識しています。
目の前の方にとって安心できるような雰囲気づくりを常に心がけていて、体感速度があっという間、が理想。
初対面でも前から会っていたような錯覚というか、話しやすいなと思ってもらえるよう、言葉、表情、相槌…いろんなところに意識を向けるようにしています。
2. とにかく受け止めること
どんなことがあっても、どんな気持ちがあっても、全部受け止めるオープンマインドな気持ちで、絶対に否定はしません。
誰しも言いたくないことはあると思うんですが、カウンセリングの場では言わなければならないときもあります。
でも、せっかく勇気を出してカウンセリングに来てくれたり心のうちを話してくださっているのに、そこで否定されたらもう話したくないと思ってしまいますよね。
全てを受け止め「桑原は否定しない人だ」と思っていただくことが何気ないコミュニケーションにつながり、そこからさらに自分の気持ちと向き合うことにつながると思いますので、そんな関係性を目指しています。
3. いいところをたくさん見つけること
“支持的フィードバック”という言葉があって、これは私の強みだなと個人的に感じています。
悩んでるときや辛いときは自分のいいところが見えなくなってしまいがちで、できていることがあっても悪いことばっかり考えて負の循環に陥ってしまうんです。
なので、たくさんコミュニケーションをしていく中で「こういういいところがあるよね」「これができていたよね」と、その方のいいところをたくさん伝えます。
また、“リフレーミング”という、見方を変えてみる方法も使います。
例えば「うるさい子」と言われている子は、見方を変えると「明るくて元気な子」。
見方を変えるだけで印象がすごく変わりますし、思ってたより悪くないかもと考えることができるようになる。
子育て関係だとそれですごく愛おしく感じるようになったり、仕事関係だと「ダメだと思っていたけどここはできていたんだ、自分は役に立っていたんだ」という考えにつながります。
自信がなくなるとやる気もなくなってしまうから、まず「自分はこんなにできる!」を見つけるのが第1歩。“支持的フィードバック”と“リフレーミング”でとにかくいいところをたくさん見つけて、たくさん伝えるようにしています。
相談者様にどんな思いで向き合っていますか?
内側に入り込んで理解したい!という思いがいちばん強いため、“共感的理解”を意識しています。
クライアントさんが見ているものと私が見ているものは違うから、私が見ている状態でずっと話を聞いていると、私の価値観や判断が入ったり、考えを押し付けてしまったり、相違が生まれたりします。
それでもどう思って・どう感じて・どうなりたいかを深く知りたいという気持ちがあるので、同感ではないけど、私は私・あなたはあなたとして客観的に一緒の方向を見るようなイメージで聞くことが目指している形です。
今、悩んでいる方へのメッセージをお願いします
まずは「もっと肩の力を抜いていいよ」と、いつも思います。
カウンセリングに来る方って、がんばりすぎて自分ではどうしようもなくなってしまうという方が多いんです。
自分1人でがんばらなくてもいいし、自分1人で解決しようとしなくてもいい。
否定せずに全部受け止めますし、自信がないときにはいいところやできていることをたくさん見つけて伝えますので、私の前では糸をゆるめてホッとしていて欲しいです。
「どうすればいいんだろう」は、一緒に見つけていきましょう。
たくさんの人と関わってきましたが、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、誰もが人生のいろいろなステージで悩みますし、悩まないことはないんだなと思います。
そして、1つの悩みが解決して全部スッキリではなく、それに付随してまた悩みが増えることもあります。
そんなときに話を聞かせていただいたり、背中を押させていただけるとすごく嬉しいです!