「40代の終活」は何をするべき?手遅れになる前に絶対に確認をしたいたった3つのこと

最期をより良く迎えられるように行う「終活」。

最近ではメディアで取り上げられることも増えたため、耳にする機会が多くなってきました。

「終活に関心はあるけど、いつから始めたらいいかわからない…」「まだ40代だし、考えるには早いよね…」と思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は40代で行う終活について、詳しくご紹介していきます!

40代で終活をしている人の割合

そもそも、40代から終活をしている人の割合はどれくらいなのでしょうか。

楽天インサイト株式会社が2024年1月19日(金)~1月21日(日)の3日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に行った「終活に関する調査」の結果を見てみましょう。

「終活」の今年の実施意向
引用:楽天インサイト「終活に関する調査」(https://insight.rakuten.co.jp/report/20240304/)

「実施している」の部分を見てみると男性40代は2.6%女性40代は8.0%となっており、実際に始めている人はまだまだ少ないものの、

実施意向あり(「実施している」「近いうちに始める予定」「予定はないが、時期が来たら始めたい」)のポイント数は昨年に比べ女性で5ポイント以上増加しています(男性は5ポイント以上減)。

また、実施意向ありの割合は男性も女性も半数を超えていて、全体的に終活の意識が高まっていることがわかりますね。
ちなみに、まだご両親も健全な場合は、「ご両親に向けての終活の準備もおすすめです。」

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40代で終活を始めるきっかけ3選

先ほど同様、楽天インサイト株式会社の「終活に関する調査」では、終活をする(したい)理由として以下のようなものが挙げられました。

「終活」をする・したい理由 昨年比較
引用:楽天インサイト「終活に関する調査」(https://insight.rakuten.co.jp/report/20240304/)

一番多かったものは「家族に迷惑をかけたくないから」(60.2%)。

次いで、「病気や怪我、老化などで寝たきりになった場合に備えるため」(26.9%)、「自分の人生の棚卸し、整理をしたいから」(22.5%)という結果でした。

どの理由を見ても、最期を迎える時のことを前向きに捉えていますね。

いくつかの理由を具体的に見てみましょう。

病気や怪我などの万が一に備えるため

あまり考えたくないことではありますが、生きている限りいつどのような病気や怪我をしてもおかしくありません。

万が一のことが起こってしまってからでは、病院はどうするのか?保険は何に入っているのか?などの手続きを家族に伝えられないまま迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

終活を始める時期に、早すぎるということはありません。

いつなにが起こっても良いように、事前にできることから進めておくのが良いでしょう。

自分の人生と向き合うため

なぜ終活をするのか、ということを改めて考えたとき「最期を悔いのないように迎えたいから」いう結論に行き着く方が多いのではないでしょうか。

上記の表だと「自分の人生の棚卸し、整理をしたいから」「自分の人生の終わり方は自分で決めたいから」「これからの自分の人生をより良くするため」などがこれにあたるかと思います。

今までの自分の人生を鑑みて残りの時間をどう過ごすのか、終活を行うことで改めて考えてみてはいかがでしょうか。

家族の死や介護で苦労したため

40代になると、実際に家族の死や介護に立ち会う場面も出てくるのではないでしょうか。

そして、そのときに「どうしてもっと遺品整理をしておいてくれなかったんだ…」「結局財産はどこにどれだけあるの?」など苦労した経験がある方もいるはず。

筆者も祖母が急に亡くなった際、あまりの遺品の多さと財産の散らばり具合に驚きましたし、何よりも葬儀の手続きなどを何も決めていなかったので慌てて準備することになり、家族全員がぐったりして悲しんでいる余裕があまりなかったことを覚えています。

その経験を通して、「自分の時には絶対に家族に迷惑をかけないようにしよう」と強く思いました。

何を残しておくのか、手続きはどうするのか、など、自分が実際に経験して「これがあったら助かるな」と感じるものを少しずつ準備しておくようにしましょう。

40代で行う終活の具体的なステップ

終活

実際に終活をするとなったらなにから始めるべきなのか?

具体的なステップをいくつかご紹介します。

終活のステップ①断捨離

「終活」と聞いてまず思いつくことは断捨離ではないでしょうか。

身の回りのものを今のうちから整理整頓しておくことで、いざという時のためになるだけではなく、普段からすっきりとした気持ちで過ごすことができます。

遺される家族のためにも、そして自分のためにも、本当に必要なものや残しておいてほしいもの以外は捨てる・譲るようにしましょう。

終活のステップ②資産や保険の見直し 

自分がどんな資産を所有しているのか、どのような保険に加入しているのか、まずは整理してみましょう。

可視化することで、本当に必要なもの、逆に足りていないものがあれば備えておくことができます。

一通り整理が終わったら、次はそれを誰に・どのように相続するのか、などを考えておくと安心です。

もし家族がいるのであれば、一緒に確認しておくのも良いかもしれませんね!

終活のステップ④バケットリストの作成 

バケットリストは、最期を迎えるまでにやっておきたいことリストです。

バケットリストとは、死ぬまでにやりたいことの一覧。(「やらなければならないこと」ではない。)

バケット(bucket)は英語で「バケツ」、kick the bucketで、「死ぬ(亡くなって棺桶に入ること)」という意味。ここから転じて、「死ぬまでにやりたいことリスト」となった。

引用:「中楽坊」スタイル バケットリスト【高齢期に関わる用語集】(https://www.highness-co.jp/churakubou/detail/269)

1人でやってみたいこと、家族とやってみたいこと、友達とやってみたいことなど「誰とするか」、必要な費用などの「規模」、というように項目で分けてみたり、そのために何が必要か、どういう準備がいるか、という部分から考えてみたり…。

すぐに叶えられそうなことから時間をかけて叶えたいことまで、細かくリスト化しておくことで、より現実的な目標として捉えることが可能になるはずです。

40代の今始めておけば、叶えられることが1つでも多くなるかもしれませんね!
それでもやりたいことが見つからない時は、どうしたら良いのでしょうか…?
そんなあなたには、「やりたいことが思いつかない時の対応方法」もおすすめです。

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エンディングノート

いかがでしたか?

改めて、40代の終活について振り返ってみましょう。

「40代の終活」

  • 男女共に実際に行なっている人は多くないが、意識は高まっている
  • きっかけは「病気や怪我などの万が一に備えるため」「自分の人生と向き合うため」「家族の死や介護で苦労したため」など
  • 断捨離資産や保険の見直しバケットリストの作成などから始めてみる

終活を始めている人は多くはないものの、意識が高まってくる40代。

何度も言うようですが、終活を始めるのに早すぎることはありません。

元気に動ける今のうちから少しずつできることを始めて、自分の人生に悔いのないよう過ごしていきましょう!

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