人生で一度はやってみたいことを書く「バケットリスト」の作り方やメリット

自分の人生と向き合うための終活。

「家族に迷惑をかけないよう、最期を迎えたい」「残りの人生を謳歌したい」など、理由は人それぞれ。そしてその終活には、資産や財産の相続、葬儀やお墓の準備など事務的な手続きだけでなく、

最期を迎えるまでにやりたいことをリストアップする「バケットリスト」というものがあることをご存知でしょうか?

今回はそのバケットリストについてご紹介していきます。

バケットリストとは?

バケットリスト

バケットリストは、最期を迎えるまでにやっておきたいことリストです。

バケットリストとは、死ぬまでにやりたいことの一覧。(「やらなければならないこと」ではない。)

バケット(bucket)は英語で「バケツ」、kick the bucketで、「死ぬ(亡くなって棺桶に入ること)」という意味。ここから転じて、「死ぬまでにやりたいことリスト」となった。

引用:「中楽坊」スタイル バケットリスト【高齢期に関わる用語集】(https://www.highness-co.jp/churakubou/detail/269)

主に書き記すのは下記の項目です。

  • やりたかったけれど、できなかったこと
  • これから先やりたいこと

1人でやってみたいこと、家族とやってみたいこと、友達とやってみたいことなど「誰とするか」、必要な費用などの「規模」、というように項目で分けてみたり、

そのために何が必要か、どういう準備がいるか、という部分から考えてみたり…。

さまざまな切り口で書き出していくことで、より楽しく作業ができるだけでなく、現実的な目標として捉えることが可能になるかもしれません。

バケットリストを書くメリット3選

終活

バケットリストを書くことでどんないいことがあるのでしょうか。

自分自身を理解するきっかけになる

自分のやりたいと感じていることや諦めてしまったことを書き出していくことで、

自分は本当はどうなりたかったのか?なにを生きがいにしているのか?など、自分に向き合うきっかけにもなります。

また、今までとは違う自分の一面にも気づくことができるかもしれません!

残りの人生を豊かにすることができる

やりたいことや目標を可視化することで、

「これを実現するためにまず何から行えばいいか?」と実現するための具体的な手段を考えるようになります。

残りの人生でどう行動していくか計画を立てることで、ただぼーっと過ごす日々ではなく、目標に向かって行動できるようになり、毎日を有意義に過ごしていくことができるはずです。

見返し、初心に帰ることができる

計画を立てるといっても無理は禁物です。

やりたいことのために無理をしてしまい、そのやりたいことができなくなってしまっては本末転倒。

たまには立ち止まってみましょう。

ですが人間は一度休むと、休む前の状態に持っていくことがなかなか難しいもの。

そんなとき「やりたいこと」を書き記しておけば、モチベーションが下がってしまってもいつでも見返すことができます。

立ち止まり、初心に立ち帰ることで、また新たな気持ちでがんばりましょう!

バケットリストを作成するときのコツ

終活

実際にバケットリストを作成していくにあたり、「何を意識したら良いかわからない…」という方もいると思います。

ここでは、バケットリストを作成する際のコツについてご紹介します。

思うがままに書いてみる

思うがままに、とにかくやりたいことを書き出してみましょう!

「自分にこんなことできるかな?」「お金が足りないかも…」など、実現できるかどうかは一旦置いておいて、

突拍子のないことでも書き出してみることが大切です。

時間を決めてその時間内でブワッと書き出しても良いですし、思いつくたびに書いてももちろん大丈夫。

まずは形式にとらわれず、とにかくひたすら書き連ねてみましょう。

カテゴリ別に書いてみる

何も考えずに書くのが難しいという方は、いくつかのカテゴリをあらかじめ作って、それに合わせて書いてみましょう。

例えば、下記のような感じです。

  • 行ってみたい場所
  • 会いたい人
  • チャレンジしてみたいこと
  • 欲しいもの
  • 勉強してみたいこと
  • 内面の目標
  • 健康面の目標

もちろんこれはあくまで例えなので、他にもカテゴリを思いついたら追加して大丈夫です。

型に捉われず、自由に書くことが大切です。

カテゴリに合わせて書き出していくことで、より詳細な目標が見つかるかもしれません。

優先順位別に書いてみる

「やりたいことがありすぎてどれから手を付けるべきかわからない…」

そんな方には優先順位をつけることをおすすめします。

書き出した項目に優先順位を付けることで、いつまでに何をするか、といった時間の使い方や行動の仕方がより明確になり、

やりたいことが多すぎて結局何もできなかったという事態を避けることができますし、実現可能性も高くなります。

一生のうちにやりたいこと・やれずに後悔したことランキング

いきなりやりたいことを書き出すのはなかなか難しいかもしれません。

参考までに、TimeTreeが発表している「一生のうちにやりたいこと・やれずに後悔したこと」がありましたのでご紹介します。

一生のうちにやりたいこと

引用:一生でやりたいこと1位は「旅行」やれずに後悔したこと1位は「資格・勉強」 TimeTreeユーザーの回答から考える「人生100年時代」にやるべきこと #TimeDesignLab『「一生の内にやりたいこと」1位は旅行!年代別の差も顕著に』(https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-01-31/time-design-lab-vol6

どの年代でも堂々の1位に輝いたのは「旅行」。

特に60歳以上の世代では32.4%と大きな割合を占めているようです。

他にも、趣味を極めたい、子供の結婚と出産を見届けたい、孫と登山がしたいなど、

50歳以降の世代では、自分だけでなく家族と一緒に何かすることを考えている方も多いみたいですね。

やれずに後悔したこと

引用:一生でやりたいこと1位は「旅行」やれずに後悔したこと1位は「資格・勉強」 TimeTreeユーザーの回答から考える「人生100年時代」にやるべきこと #TimeDesignLab『「達成できて良かったこと」「やれずに後悔したこと」では「資格・勉強」と「結婚・出産・育児・ほか家族のこと」が上位に』(https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-01-31/time-design-lab-vol6

こちらでは「資格・勉強」が21.2%で1位。

「やりたいこと」に比べ、自分の内面を磨くような回答が多い気がしますね。

ちなみにい50歳以降の回答では、「出産と同時に自分の好きな仕事を退いたこと」「自分を信じる力が弱く何事にも消極的だったこと」 「長距離寝台列車に乗れなかったこと」などが挙げられていました。

何をするにも、余裕があるときにやっておけばよかったと考えている方が多いのかもしれませんね。

さて、ここまで「やりたいこと書く方法」についてお伝えしました。でも急にやりたいことが出てくるとも限らないですよね。そこで「絶体絶命?やりたいことが見つからない時の解消方法」も併せてご覧ください。

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まとめ:まずはバケットリストを書いてみよう

終活

今回は、残りの人生でやってみたいことをまとめる「バケットリスト」についてご紹介してきました。

バケットリストを作成するメリット
・自分自身と向き合うことで、自分をより深く理解できる
・具体的な計画を立てることができ、残りの人生が豊かに
・書き記しておくことで、見返して初心に帰ることができる

バケットリストを作成するときのコツ
・実現可能性を考えず、思うがままに書いてみる
・「行きたい場所」「会いたい人」のように、カテゴリ別に書いてみる
・何から着手するのか、優先順位別に書いてみる

バケットリストを作成するのに、早すぎるということはありません。いつ作って、それをどうやっていつ実現させるかは自分次第。

自分が自分として生きている間にやりたいことをどんどんリストアップして、それを少しずつ叶えていけるように行動していけば、きっと最期まで素敵な人生になるでしょう。

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